3つの理念

 想いをかたちに

 

教育環境研究所 3つの理念

調査研究・提案を通じて地域社会や教育環境の発展に貢献します。
ソフトとハード、施設と運営をコーディネートし、「想い」を「かたち」にします。
各研究員は不断の努力によって専門性を追求し、総合力の発揮を常に目指します。

 

 教育環境研究所とは

 教育環境研究所は、教育環境、学校の計画を専門とする民間初の組織として、1988年に発足しました。学校がオープン化をキーワードとして、個を大切にした教育への転換、標準設計による画一的な校舎からの脱却が始まった時期でした。改革には情報が求められます。学校に関する内外の情報収集や調査研究を重ね、研究誌「E y e - s p a n(アイ・スパン)」を発行し、今日まで情報発信を続けています。
 同時に、全国各地から学校づくりの相談を受け、培った専門知識と、経験をもとに企画・構想段階から、計画、設計、さらに学校運営、システム構築、家具計画まで、また総合的な学校施設整備計画の立案等、多面的なコンサルティング業務を行ってきました。

 今日、学校は再び大きな変革の節目を迎えています。G I G Aスクール構想により一人一台端末と校内ネットワークが整備され、個別最適な学びと協働的な学び、子どもの多様性に対して小中一貫教育や誰ひとり取り残さないインクルーシブ教育等が課題とされる中、新たな視点からの施設環境が求められています。また、学校施設は学校教育の場というだけでなく、持続的な地域づくりの拠点となり、災害時には防災・避難施設としての役割が期待されます。地球環境配慮や木材の活用等も大きな課題となっています。

 

教育環境研究所の使命

 教育環境研究所は、こうした多様化、複雑化する諸課題に対して、教育と施設の両面にわたる専門的な知識と経験を活かし、学校施設はもとより、生涯学習施設や社会福祉施設等を含む、総合的な教育環境づくりに貢献していきます。
 基本構想・計画・設計・建設等の各段階を通じて、施設づくりに関わる様々な課題やニーズを把握した上で、教育ビジョン、計画の理念・方針をまとめ、事業予算、敷地、制度等の与えられた条件の中で、建築・設備から家具・什器に至るまで最適な「かたち」を追求し、提案します。
 施設がねらい通りに活用、運営されるためには、設計・建設に至るまでのプロセスが重要です。
 教育環境研究所は、各領域の専門家や設計者たちとの協働体制を整え、総合的な教育環境づくりを進めます。関係者が参加し、目標について共通理解をした上で検討が進められるよう、ワークショップの運営やコーディネーター役を果たし、完成後も「みんなの想い」が後々まで引き継がれるよう運営をサポートして、みんなの喜びが大きい施設づくりを目指します。
 教育環境研究所では、学校や地域施設の計画上の課題、計画プロジェクト、国内外の情報等について、研究誌「Eye-span(アイ・スパン)」を発行して情報発信を行っていきます。